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この項目では、テレビアニメ版について説明しています。
* 関連するラジオ番組については「マクロスF (ラジオ)」をご覧ください。 * 劇場版については「劇場版 マクロスF」をご覧ください。 * 作品の舞台となる架空の宇宙船「マクロス・フロンティア」については「新マクロス級超長距離移民船団」をご覧ください。
マクロスシリーズ > マクロスF マクロス F ジャンル ロボットアニメ、SFアニメ アニメ 原作 河森正治、スタジオぬえ 総監督 河森正治 監督 菊地康仁 シリーズ構成 吉野弘幸 キャラクターデザイン 江端里沙、高橋裕一 メカニックデザイン 河森正治、石垣純哉 音楽 菅野よう子 アニメーション制作 サテライト 放送局 放送局参照 放送期間 2008年4月 - 2008年9月 話数 全25話 コピーライト表記 ©ビックウエスト マクロスF製作委員会・MBS 漫画:マクロスF 作者 青木ハヤト 出版社 角川書店 掲載誌 月刊少年エース レーベル カドカワコミックス・エース 発表期間 2008年2月号 - 2010年1月号 巻数 全5巻 漫画:マクロスF 超次空歌巫女ランカ 作者 黒岩よしひろ 出版社 角川書店 掲載誌 月刊コンプエース 発表期間 2008年4月号 - 7月号 漫画:マクロスF 抱きしめて、銀河の果てまで。 作者 水島空彦 出版社 角川書店 掲載誌 月刊コンプエース レーベル カドカワコミックス・エース 発表期間 2008年9月号 - 2009年4月号 巻数 全1巻 小説:マクロスフロンティア 著者 小太刀右京 イラスト 江端里沙、青木ハヤト 出版社 角川書店 レーベル 角川スニーカー文庫 刊行期間 2008年7月1日 - 2009年3月 1日 巻数 全4巻 関連項目
* マクロスF (ラジオ) * 劇場版 マクロスF
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『マクロスF』(『マクロスFRONTIER』『マクロスFrontier』とも表記、マクロスフロンティア、MACROSS Frontier)は、日本のテレビアニメ作品。およびそれを原作としたメディアミックス作品。2008年4 月から2008 年9月までMBS・TBS系列で放送された。全25話。 目次 [非表示]
* 1 概要 * 2 あらすじ * 3 登場人物 o 3.1 主人公・ヒロイン o 3.2 美星学園 o 3.3 S.M.S + 3.3.1 スカル小隊 + 3.3.2 ピクシー小隊 + 3.3.3 マクロス・クォーターのブリッジクルー + 3.3.4 オーナー o 3.4 マクロス・フロンティア政府・軍関係者 o 3.5 マクロス・フロンティアの住人 o 3.6 マクロス・ギャラクシーからの来訪者 o 3.7 第33海兵部隊 o 3.8 その他 o 3.9 他メディアの登場人物 + 3.9.1 漫画『マクロスF』 + 3.9.2 小説『マクロスフロンティア』 * 4 メカニック o 4.1 マクロス・フロンティア船団 + 4.1.1 S.M.S所属 + 4.1.2 新地球統合軍 + 4.1.3 居住艦 o 4.2 マクロス・ギャラクシー船団 o 4.3 第117次大規模調査船団 o 4.4 その他のメカニック * 5 バジュラ o 5.1 概要 o 5.2 個体分類 o 5.3 関連用語 * 6 用語 o 6.1 組織・団体 o 6.2 技術 o 6.3 惑星・地名 o 6.4 生物 * 7 スタッフ * 8 使用曲 o 8.1 オープニングテーマ o 8.2 エンディングテーマ o 8.3 挿入歌 o 8.4 使用歌表 * 9 各話リスト * 10 放送局 o 10.1 初期放送局 o 10.2 追加放送局 * 11 受賞 * 12 関連番組・配信 o 12.1 特別番組 + 12.1.1 祝25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!! o 12.2 Webアニメ + 12.2.1 マックロッスfufonfia o 12.3 ラジオ + 12.3.1 ラジオ放送 + 12.3.2 携帯配信ラジオ * 13 劇場版マクロスF * 14 その他関連メディア o 14.1 CD + 14.1.1 シングル + 14.1.2 サウンドトラック / ボーカルコレクション o 14.2 ドラマCD o 14.3 DVD・Blu-ray Disc o 14.4 漫画 o 14.5 小説 o 14.6 ムック o 14.7 ゲーム * 15 脚注 * 16 関連項目 * 17 外部リンク
概要 [編集]
製作・制作
「マクロスシリーズ」生誕25周年記念作品であり、テレビアニメ版マクロスとしては『マクロス7』以来13年ぶりの3作目となる。製作には「マクロスシリーズ」を伝統的に担当するビックウエストおよび毎日放送(MBS)が関わっており、劇場版も公開される(詳細は『劇場版 マクロスF』を参照)。 総監督の河森正治はこれまで同シリーズの映画、OVAには、バルキリー(可変戦闘機)のデザインのみならず監督としても名を連ねてきたが、テレビアニメにおいては本作が初となる。菊地康仁が「監督」として河森を補佐し、吉野弘幸は『舞-HiME』の経験を買われて全話の脚本を担当する。『マクロスプラス』をはじめとして、『天空のエスカフローネ』や『創聖のアクエリオン』など、河森作品に縁の深い菅野よう子が本作でも音楽を担当する他、河森に馴染み深いスタッフが多数参加している[1]。
コンセプト
物語の舞台は、宇宙を旅する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」である(『マクロスF』の「F」は「FRONTIER」の略)。 物語の年代は『超時空要塞マクロス』から50年後、『マクロス7』から14年後の西暦2059年。シリーズの伝統である主要男女キャラクターの三角関係は本作でも健在で、さらに軍人・歌手としての生活を送る一方で、日常では普通の学生として日々を過ごしている。平和な学園生活・華やかな芸能活動・異星生物との交戦というドラマの中で、誤解(ディスコミュニケーション)がひとつのテーマとなっている[2]。作中には深夜アニメならではの性的なシーンもある。 河森は同じことを繰り返さないことをモットーとしているが(河森正治#人物を参照)、今回はマクロスシリーズが四半世紀を迎えたこともあり、「全てのマクロスシリーズの集大成+α[3]」「時代感を取り込んだ新しい形の原点回帰[4]」に挑戦している。各種設定やエピソードにはマクロスファン世代のスタッフの意向で、過去のシリーズへのセルフオマージュが多数見られる。吉野は「新しいお客さんが楽しめなくては意味がない。その一方、僕らが見てきた『マクロス』っぽさも見させてあげたい」と述べている[5]。
歌
同じくシリーズの伝統である歌姫については、1980年代の清純派アイドル風のランカ・リーと、現代の洋楽ディーヴァ風のシェリル・ノームがダブルヒロインとして登場する。ランカ・リー役は、約5000通の応募からオーディションで選ばれた新人・中島愛が演じており[6]、歌唱シーンも中島本人が担当している。シェリル・ノーム役は、声優とシンガーがそれぞれのパートを担当する『マクロス7』と同様の手法が採られており、「歌シェリル」を女性歌手のMay'nが担当している。放送中には物語とリンクする形でヒロイン2人のオフィシャルブログも掲載された(外部リンク参照)。 楽曲の多彩さに加え、作中の随所で歌唱シーンを演じている影響から、主題歌・挿入歌のシングルやサウンドトラックがオリコンチャート5位以内に飛び込むセールスを記録[7][8]、武道館ライブの先行予約には23万件の応募が寄せられ、当選倍率は20倍を上回った[9]。
CG映像
河森は久々のテレビ版マクロスについて「劇場作品やOVAよりも制作状況が厳しいといえども、あまり映像のグレードを落としたくなかった[10]」という。メカ作画へのデジタル導入について「『マクロス ゼロ』の技術をテレビシリーズの枠の中で生かす方法は、『創聖のアクエリオン』でかなり方向性が見えました[3]」といい、バルキリーと敵生物バジュラの高速戦闘シーン、巨大宇宙船を回り込むカメラワークなどを3DCGで滑らかに表現している。 映像ソフトがDVDとBlu-ray Disc(BD)で同時発売されるテレビアニメ作品は本作が史上初となるが、高画質再生のメリットからDVDより普及率の低いBDのセールスが上回る傾向を示し[11]、 BD第1巻は2008年のBD年間売上げランキング1位を記録している[12]。
あらすじ [編集]
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
西暦2009 年2月。地球人類と異星巨人種族「ゼントラーディ」とのファースト・コンタクトを機に第一次星間大戦が勃発。1年余りに渡る戦いは、地球を死の星へと変貌させ、そこに住まう生命の99%以上を死滅に追いやった。アイドル歌手リン・ミンメイの貢献により決戦に勝利した人類は、文化に共鳴する一部のゼントラーディ人と共に荒廃した地球環境の再生を目指した。また、星間戦争の再発に備え、全宇宙への種の保存・拡散を目的とした「銀河播種計画」を立案。巨大な居住艦を中心に大規模移民船団が次々と結成され、人の住める惑星を探して銀河の方々へと旅立っていった。
西暦2059年。旗艦アイランド1を中心に大小数千隻の宇宙船で構成された第25次新マクロス級超長距離移民船団マクロス・フロンティアは、1,000万人規模もの居住民を乗せて銀河の中心を目指す航海の中にあった。ある日、近隣宙域を航行中の第21次新マクロス級移民船団マクロス・ギャラクシーより、トップシンガーシェリル・ノームがコンサートツアーのため来訪する。美星学園航宙科の高校生早乙女アルトはステージ演出のエア・アクロバットに参加し、観客の女子高生ランカ・リーと出会う。
シェリルのコンサートに人々が熱狂している頃、謎の巨大異星生命体バジュラがフロンティアへと迫っていた。新統合軍の迎撃が奏効せぬ事態を受けて、フロンティア行政府は民間軍事プロバイダーS.M.Sに出動を要請。最新鋭可変戦闘機VF-25を擁するスカル小隊が迎撃に向かうが、バジュラはついにアイランド1居住区にまで侵入し破壊の限りを尽くす。混乱の中、アルトはバジュラに殺されたパイロットに代わりVF-25へ搭乗。逃げ遅れたランカを救ったのち、紆余曲折を経てS.M.Sに入り、スカル小隊に配属される。ランカはアルトに励まされて歌手への道を歩みだし、コンサートでのアクシデントをきっかけにアルトと知り合ったシェリルは自分を特別扱いしないアルトに興味を抱く。
バジュラと人類の戦いは熾烈を極め、平穏なフロンティア社会は戦時下の不安に覆われていく。その裏ではバジュラの持つ力を利用しようとする者たちによるさまざまな陰謀が絡み合っていた。アルト・ランカ・シェリルは運命に翻弄されながらも互いに影響しあい、それぞれの道で成長してゆく。 登場人物 [編集]
アバンタイトル部分のナレーションは大川透、次回予告のナレーションは小林沙苗が担当。 主人公・ヒロイン [編集]
早乙女 アルト(さおとめ アルト)
声 - 中村悠一 美星学園高等部航宙科パイロット養成コースに通う少年。2042年7月27日生まれの16歳(作中で誕生日を迎え17歳)。小説版やブックレットでの名前の漢字表記は有人。 美少女と見紛うほどの美貌の持ち主。自分の女性的な容姿や出生に強いコンプレックスを抱いている。通称は「アルト姫」。 歌舞伎の名門早乙女一門の跡取りとして生まれ、母親似の容姿と天賦の演才で10歳で初舞台を踏み、伝説的な女形として芸能関係者を呻らせ将来を嘱望されていたが、亡き母の影響と幼少から抱いていた大空への憧れを捨てられず、父である早乙女乱蔵と大喧嘩の末に勘当される。以後、二度と早乙女家には近づかないと誓いを立てていた。高等部進学時に演劇科から航宙科へと転科。学業成績は次席と優秀で、パワーグライダー「EX-ギア」を用いたアクロバット飛行を得意としている。 家庭の事情からやや捻くれているが、正義感は強く義理固い性格。一方で異性関係には疎く、ランカやシェリルの気持ちにはまったく気づかない。手慰みに紙飛行機を折っては飛ばす癖がある。母から贈られたお守りを大事にしており、首に下げ片時も離さない。 シェリルのライブ当日ランカ、シェリルと知り合う。ライブ直後のバジュラ襲撃で逃げ遅れたランカを救うためVF-25Fに搭乗。統合軍のキャサリン・グラスやS.M.Sのオズマ・リーに目をつけられたことがきっかけで、S.M.Sスカル小隊所属のパイロットとなる。パーソナルカラーは赤。入隊後の階級は准尉(後に少尉)。コールサインは「スカル4」。 パイロットとして天才的な腕前を持つが、己の身に流れる役者としての血や未練を断ち切れていないことに気づき、自分自身の在り方に迷いを感じる。一方で激しさを増すバジュラとの戦闘や、その背後にある秘密、ランカやシェリルの変化により、大事なものを護るための戦いに否応なしに巻き込まれていく。 S.M.Sの解体・新統合軍への編入後は正規軍人として中尉に昇進し、サジタリウス小隊の隊長に就任。コールサインは「サジタリウス1」。 搭乗機体は、SMS所属時はVF-25F、新統合軍参加時はVF-171EX。
ランカ・リー
声 - 中島愛 シェリルに憧れ、歌手を志す女子高生。2043年4月29日生まれの15歳(作中誕生日を迎え16歳)。ゼントラーディの血を引くクォーターで、感情の変化に合わせて頭髪が動く。アルファベット表記は Ranka Lee[13]、漢字表記は蘭花 李[14]。 名門の「お嬢様学校」である聖マリア学園に通いつつ、中華料理店「娘々(ニャンニャン)」でアルバイトをする。 11年前にバジュラによって壊滅させられた第117次大規模調査船団の生き残り。解離性健忘により当時の記憶を全て失っているが、親しい人間の危機に直面すると記憶がフラッシュバックし、錯乱状態に陥る。事故以前の唯一の記憶が、全編を通して彼女のテーマソングとなる「アイモ」。事故の際にランカを救出した新統合軍パイロット、オズマ・リーの妹として育てられた。 引っ込み思案な性格で、人前で歌うことを避けていたが、アルト、シェリルとの出会いと激励をきっかけとして、自分の歌をみんなに聞いて欲しいという願いから歌手を目指すようになる。 ミス・マクロスコンテストに出場するが落選、その後、街で歌っている姿をエルモ・クリダニクに見出され芸能プロダクションに入り、芸能活動のために美星学園芸能科に編入。デビュー曲は「ねこ日記」。 映画「BIRD HUMAN -鳥の人-」で急遽サブヒロイン・マオの代役となり、「アイモ」が劇中歌となったことから一躍脚光を浴び、「超時空シンデレラ」の異名をとるアイドル歌手となる。ガリア4での反乱鎮圧をきっかけに現代のリン・ミンメイとして注目され、ランカの歌がバジュラに影響を及ぼすことから軍事的に利用されるようになる。 何度も危機を助けられたことでアルトに好意を抱くようになるが、上手くそれを伝えられず、また自分の感情を認めきれず、シェリルと親密になるアルトに複雑な思いを抱きはじめる。 決め台詞は「みんな抱きしめて、銀河の果てまで」
シェリル・ノーム
声 - 遠藤綾 / 歌 - May'n ギャラクシー船団出身のアイドルシンガー。11月23日生まれの17歳。漢字表記は雪露。『マクロス ゼロ』に登場するマオ・ノーム(Dr.マオ)の孫。自信家でプライドが高く高圧的な性格。 美貌と美声からギャラクシー・ネットワークにて絶大な人気を博し、「銀河の妖精」と称される。リリースされた楽曲は常に銀河チャートの上位に位置しており、「この銀河に暮らしていてシェリルの歌を聞かない日はない」とまで言われる超トップアイドル歌手。 ギャラクシー船団においては整形やインプラントが積極的に用いられているが、シェリルはその類の処置を一切受けていないことも売りの一つにしている。 フロンティア船団来訪時にアルト、ランカと知り合う。歌手になりたいというランカの夢を後押しし、また、自分を特別扱いせず自然に接してくるアルトには興味と好意を抱く。アルトに対しては、他人の前では決して見せない弱い一面も見せるようになる。 ギャラクシー船団が消息を絶ったためツアー終了後もフロンティアに滞在し、美星学園航宙科パイロットコースに編入する。自身の不幸な生い立ちとスターダムへのきっかけとなったギャラクシー船団に複雑な思いを抱きながら固執。ギャラクシー船団の無事を信じて歌い続けるが、やがて自らも陰謀の渦中にあることを知る。 母の形見であるイヤリングを常に身につけており大事にしている。後にそれがフォールドクォーツ製であると判明する。 口癖は「こんなサービス滅多にしないんだからね」「私はシェリルなのよ」。決め台詞は『マクロス7』の熱気バサラへのオマージュ[15]である「あたしの歌をきけ」。
美星学園 [編集]
ミハエル・ブラン
声 - 神谷浩史 愛称はミシェル。2042年生まれの17歳。航宙科ナンバー1の優等生で、アルトの好敵手にして悪友。同時にS.M.Sスカル小隊所属の少尉というもう1つの顔を持つ。搭乗機はVF-25G。コールサインは「スカル2」。パーソナルカラーは青。アルトとはS.M.Sの宿舎も同部屋。 祖父母のうちひとりがゾラ人で、種族特有の尖った耳が特徴。常人離れした視力を持ち、スカル小隊では遠距離狙撃を担当。普段は補正用眼鏡を架けている。美人を見つけると口説かずにはいられない性分。自他共に認めるフェミニストで、女性に対しては好意のあるなしを問わず誰にでも優しい。 両親を幼少時に失い、姉のジェシカも失ってからは天涯孤独の身。S.M.Sに入隊し、スナイパータイプの機体に乗っているのも、姉の死の影響によるもの。人生を達観しており、アルトのS.M.S入隊やランカの歌手志望に厳しい目を向け、その道を進む覚悟を問う場面もある。クランとは幼馴染で互いに特別な想いを抱いている。 第20話でアイランド1内での交戦中にバジュラの奇襲を受け戦死する[16][17]。 青木ハヤトの漫画版での名前は、ミシェル・ブラン。
ルカ・アンジェローニ
声 - 福山潤 アルトを先輩と慕う航宙科の後輩(1年飛び級しているため、学年は同じ)。2043年生まれの15歳。ミシェルと同じくS.M.Sスカル小隊所属のパイロットで、RVF-25に搭乗し、主に後方からの情報支援を担当する。階級は准尉。コールサインは「スカル3」。パーソナルカラーは緑。随伴機として専用の無人戦闘機ゴーストを使用するが、それらには単体別の名前(シモン・ヨハネ・ペテロ)が付けられている。自機やゴーストたちだけでなくEXギアにまで名前をつけて可愛がっており、丁寧に磨く。 まだ幼さの残る少年だが、コンピュータや軍用電子機器の扱いは無二の天才。総合機械メーカーL.A.I技研の経営一族の子息で、技術開発部特別顧問の肩書きを持つ。VF-25の開発にも関わっており、そのコネクションを生かし開発中のフォールドブースターなど最新試作装備をS.M.Sに廻すこともある。アルトとミシェルという2人の個性的な先輩に振り回されつつも、健気に日々を過ごす。ナナセに密かに想いを寄せている。 小説版にイタリア系の血を引いているとの説明がある[18]。
松浦 ナナセ(まつうら ナナセ)
声 - 桑島法子 アルトたちの級友。2043年生まれの16歳。美術科所属で、ランカとはアルバイト仲間。 おとなしく引っ込み思案な性格だが、ランカ絡みのことに対しては活発で大胆な面を見せる。豊満なバストと眼鏡姿が特徴。ランカをモデルにした絵を描くなどランカに対して友情以上の感情[19]を抱いている節もあるが、それを表に出すことはない。また、ルカに想いを寄せられていることにはまったく気づいていない。20話で大量発生したバジュラの攻撃で重傷を負って昏睡状態となるが、最終話で意識を回復する。
S.M.S [編集] スカル小隊 [編集]
オズマ・リー
声 - 小西克幸 S.M.Sスカル小隊隊長。2032年1月5日生まれの27歳。民間軍事会社の社員であるが少佐という軍人の階級を持つ。搭乗機は指揮官用のVF-25S。コールサインは「スカル1(リーダー)」。パーソナルカラーは黄色。 普段は豪放磊落で大雑把な性格だが、任務では元軍人らしいシビアさを見せる。操縦に高度な技量を要するアーマード装備をほぼ常用するなどパイロットとしての腕は一流。14歳の時に両親の反対を押し切ってハイスクールを中退し統合軍に入隊[20]。のち新統合軍のエースパイロットとなり第117次大規模調査船団の護衛任務に就いていたが、バジュラの襲撃で船団は壊滅。この時の軍上層部の対応(バジュラ襲撃の秘諾)を巡って軋轢が生じ軍を除隊しS.M.Sに所属する。船団壊滅時にランカの家族を救えなかった悔恨からランカを引き取り、妹として育てている。 ランカには非常に甘く過保護で、彼女のためならばS.M.Sの職権乱用も辞さない。ランカには事務職に就いていると嘘をついていたが、第3話の戦闘で負傷し知られることになる。ランカの歌手への夢には強く反対していたが、彼女の成人が近いことやエルモの説得もあり、渋々ながら認める。単なるアイドル歌手ではなく、人類と世界を救うリン・ミンメイの再来として注目を集めていくランカに複雑な思いを抱く。 キャシーとはかつて恋仲で、ランカを引き取ってからは彼女にかかりきりだったこともあり一度は別れたが、彼女と共に三島の陰謀の内偵を進めるうちによりを戻していく。 FIRE BOMBERのファンで随所で楽曲を聴いていたり、作戦中のフォーメーション名に「PLANET DANCE」「突撃ラブハート」などの楽曲名を好んで使っている。
カナリア・ベルシュタイン
声 - 桑島法子 重可変爆撃機ケーニッヒモンスターを駆る寡黙な女性。階級は中尉で、コールサインは「ラビット1」。医師免許を所持しており、平時は衛生兵として勤務している。また、記憶を失ったランカの治療やカウンセリングなども行っており、ランカがバジュラとの戦闘に出るようになってからは、彼女を機体に同乗させ戦場に出る。既婚者で、「エディ」という名の息子がいる。達観した思考の持ち主で、オズマの良き相談相手。アルトやミハエルら若い隊員たちを叱咤激励する。
ヘンリー・ギリアム
声 - 大原崇 アルトの前任のスカル小隊パイロット。階級は大尉。第1話のバジュラ襲来時にオズマと共にVF-25Fで迎撃に出るが攻撃を受けて殉職、遺された機体はアルトが引き継ぐ。小隊唯一の妻帯者だが、S.M.S の規則により、遺族には正確な死因は伏せられる。 小説版での名前はヘンリー・ギリアム・フォード[21]。新統合軍時代からのオズマの部下で、彼と共にS.M.Sに移籍した[22]。
ピクシー小隊 [編集]
クラン・クラン
声 - 豊口めぐみ ゼントラーディ女性で構成されるピクシー小隊の隊長。2040年生まれの19歳。階級は大尉。搭乗機は真紅のクァドラン・レア。平時はフロンティア内にある大学に通う大学生。 第一次星間大戦の折に最初に地球人側に付いたゼントラーディ達の末裔で、一族の戦士としての誇りを受け継ぐ気高い女性。戦争終結後も文化的な生活に適応できずに無差別な破壊活動を続ける同胞達を、一族の恥として嫌悪している。 巨人時はグラマラスな女性だが、マイクローン化すると遺伝子異常により肉体が幼児化し、性格や思考、声まで幼児化する。ミハエルとは幼馴染で彼の不幸な過去を知る。現在では反発し合うことも多いが、密かに好意を抱いている。
ネネ・ローラ
声 - 平野綾 桃色のロングヘアーが特徴の長身女性。やや気弱で、穏やかな性格。クランを「お姉様」と呼び、慕う。
ララミア・レレニア
声 - 大村歌奈 赤いショートヘアーと鋭い目付きが特徴の、ボーイッシュな女性。第14話で、バジュラ(大)からビーム砲の直撃を受け戦死する。 小説版では、次の長距離フォールド後に結婚退職する予定であったとされている[23]。
マクロス・クォーターのブリッジクルー [編集]
ジェフリー・ワイルダー
声 - 大川透 艦長。階級は大佐。口ひげを蓄え、古傷が残る風貌。かつては新統合軍のパイロットとして腕を鳴らしており、VF-1・VF-4・VF-11・VF-17・VF-19・VF-171などに搭乗[24]。歴戦の軍人らしい貫禄ある容貌だが、部下への気遣いやユーモアを欠かさない。オズマとは旧知の仲とされる[25]。既婚者だが、妻とは死別している。
ボビー・マルゴ
声 - 三宅健太 操舵士。階級は大尉。ファンキーな厳つい男性だが、心は女性そのもの。素の性格や言動は極めて男らしく、時にクォーター強攻型で雄叫びを上げながら荒々しい操艦を行うこともある。 S.M.S入隊前は伝説のメイクアップアーティストとして名を馳せており、気立ての良さもあって女性クルー達からの信頼は厚い。オズマに対し、密かに淡い恋心を抱いている。ランカの芸能界デビュー後は、彼女のメイクと相談役を引き受ける。 小説版設定では惑星エデン出身。また、出身校は『マクロスプラス』のイサム・ダイソンと同じくダルメシアン・ハイスクール[26]。
モニカ・ラング
声 - 田中理恵 オペレーター3人娘の最年長者で、索敵担当。階級は曹長。真面目な優等生で、個性的な他の2人をまとめ上げる。密かにジェフリーに対し想いを寄せているが、彼以外の面々には周知となっている。
ミーナ・ローシャン
声 - 平野綾 オペレーター3人娘の1人で、艦内ステータス管理などを担当。階級は伍長。褐色の肌と、白目の少ない黒い瞳が特徴。マイペースでどこか抜けた雰囲気だが、実はIQ180を誇る天才的頭脳の持ち主。 小説版設定ではバンガロールに本拠を置くローシャン財閥の娘。在学中に同人誌(とりわけ美少年を扱う一連のジャンル)に傾倒し、放校の末紆余曲折を経てS.M.Sに引き抜かれたという過去を持つ[27]。
ラム・ホア
声 - 福原香織 オペレーター3人娘で最年少。階級は軍曹。通信・火器管制(デルタ1)担当。データ収集・分析を趣味とするデータマニア。たまに出る毒舌の切れ味は非常に鋭い。 小説版設定ではヴェトナム系とアングロサクソン系の血を引いている[28]。
オーナー [編集]
リチャード・ビルラー
声 - 宮澤正 S.M.Sのオーナー。星間運輸会社の経営者で、グラス大統領の有力な支持者。巨人ゼントラーディ人。私邸でマイクローンのメイドと巨大鉄道模型に囲まれながら暮らしている。 少尉に昇進したアルトを自邸に招き、「フォールド断層で隔てられた銀河を1つにする」という自らの夢と、それを実現する方法にバジュラが関わっていることを語る。指にはめているロケットにはリン・ミンメイの写真が入っている。 小説版では、レオン・三島に多額の資金援助を与えてハワード・グラスの元に送り込んだとされる[29]。
マクロス・フロンティア政府・軍関係者 [編集]
キャサリン・グラス
声 - 小林沙苗 新統合軍参謀本部所属の中尉。2036年生まれ(23歳)。通称キャシー。フロンティア大統領ハワード・グラスの息女にして、大学を首席卒業した明晰な頭脳と、過去に準ミス・フロンティアにも選ばれた美貌を併せ持つ才女。オズマとはかつて男女の仲で彼やランカの過去を知る。三島の婚約者。 シェリルのツアー期間中担当責任者となる。後に転属となり、マクロス・クォーターにオブザーバーとして乗艦、航空機管制を担当する。やがて、オズマと寄りを戻し始める一方、三島の行動に疑念を抱くようになる。
ハワード・グラス
声 - 西村知道 マクロス・フロンティア第4代大統領。キャシーの父。バジュラの存在を初めて公表する。アイランド1内部に潜んでいたバジュラが引き起こした騒乱に対処すべく、バトル・フロンティアへ向かう途中、三島とその部下達によって暗殺される。 小説版では、旧マサチューセッツ以来の政治家一門の当主であり、改革派と保守派の間を取り持つ中道派の政治家として大統領に就任したと説明されている[30]。
レオン・三島(レオン・みしま)
声 - 杉田智和 フロンティア大統領府首席補佐官。2033年生まれの26歳。キャシーの婚約者。 若くして新統合軍参謀の座を得た秀才[31]で、地球の新統合政府から派遣された軍人。大統領府のバジュラ対策の責任者として、バジュラに関する情報の規制や、11年前の第117次大規模調査船団遭難事件の関係者情報の隠蔽工作を行っている。その一方では野望を抱き、グラスの与り知らぬ部分で暗躍する。また、ランカの能力には早くから目を付け、監視・干渉していた。 後にアイランド1でのバジュラの騒乱に乗じてグラスを暗殺。後に最高位の「文官」として大統領代行を名乗り[32]、速やかな権力の掌握に成功する[33]。対バジュラ最終戦中に大統領暗殺を暴露され失脚する。 小説版では、この件が詳細に描かれており、リチャード・ビルラーが手駒が暴走した時の予防策として周到に練っていた策をワイルダーに利用され失脚する。
ジェシカ・ブラン
ミハエルの姉。2032年生-2055年没。両親の死後はミハエルの親代わりとなり、新統合軍のエース VFスナイパーとして活躍していた。不倫関係にあった上官の機体を誤射した際、故意を疑われて軍法裁判に掛けられ、自殺する。その死はミシェルの心に暗い影を落とし、後にS.M.Sに入隊する一因となった。
マクロス・フロンティアの住人 [編集]
早乙女 嵐蔵(さおとめ らんぞう)
声 - 三宅健太 アルトの父。早乙女一門の18代目宗家。非常に厳格な人物で、アルトを幼少の頃から厳しく指導してきた。それが却って息子の反発を煽る結果となり、絶縁状態となっている。フロンティア船団では名士であり、ミス・マクロスコンテストでは審査員の一人になる。物語後半では体調を崩して車椅子生活を余儀なくされる。絶縁していてもアルトの事は気にかけていたようで、24話では出撃するアルトを温かい眼差しで見送る。 小説版では屋号は武蔵屋[34]。『マクロスエース Vol.003』掲載の小説版では若かりし頃、イサム・ダイソンとの交流があったとされている。
早乙女 美代(さおとめ みよ)
アルトが12歳の時に亡くなったアルトの母。息子と瓜二つの容姿を持つ美女。生前はよく本物の大空の夢と魅力を幼いアルトに語り聞かせ、後に彼がパイロットを目指す原動力となった。 小説版では「美与」と表記されている。また、アルトと名づけた人物とされている。
早乙女 矢三郎(さおとめ やさぶろう)
声 - 野島裕史 早乙女一門の歌舞伎役者でアルトの兄弟子。穏和な性格で細目が特徴の優男。早乙女家の血縁者ではないが、アルトには業界の慣習から「兄さん」と呼ばれている。アルトの勘当に伴い次期宗家の最有力候補に選ばれているが、自身を超える彼の才能を惜しみ、家に戻るように諭す。また、行く当てをなくしていたシェリルを保護し、彼女が立ち直る切っ掛けを与える。 小説版では早乙女一門に入る前に熱気バサラらしき人物と出会い、「芸」に対する美を見出している[35]。
エルモ・クリダニク
声 - 大川透 弱小芸能プロダクション「ベクタープロモーション」を経営するゼントラーディ人。街中で偶然耳にしたランカの歌に感銘を受け、彼女をスカウトする。クラン達と同じ親地球派ゼントラーディの末裔で、歌や文化による平和の実現を唱える。名刺の絵柄や書かれたメールアドレスは、ミンメイ。 ランカを二人三脚で支えるが、政府命令でグレイスにマネージャー権を奪われる。後に表舞台に復帰したシェリルのマネージメントを行う。 見た目はさえない中年男性であるが、小説版ではかなりの手練れとされている[36]。エルモ本人と断定する記述はないが、「クリダニクの一門」に連なるゼントランが統合軍の太陽系外縁艦隊所属の中佐という立場にありながら、歌の可能性に魅せられて軍を去るという場面が描かれている[37]。
徳川 喜一郎(とくがわ きいちろう)
声 - 稲田徹 / 歌 - 大坂元俊介[38] ベクタープロモーション所属のゼントラーディ巨人演歌歌手。持ち歌は「宇宙兄弟船」。ゼントラーディモール・フォルモなどでの営業の他、ランカやエルモを励ましている姿が見られる。 小説版ではエルモの正体を知っており、彼と同じ元軍属であることを匂わせる描写がなされている。
ミランダ・メリン
声 - 田中理恵 第12回「ミス・マクロス・フロンティア」優勝者で、プロポーション抜群の美女。ナナセとは中学時代の同窓生。映画「鳥の人」でヒロインのサラを演じる。非常に高慢な性格で、ランカを見下し冷遇する。一方でシェリルには敬愛の眼差しを向けているが、肝心の彼女には全く相手にされない。『超時空要塞マクロス』に登場する女優、ジャミス・メリンの孫。
ジョージ・山森(ジョージ・やまもり)
声 - 坂口候一 映画「鳥の人」の監督。寡黙な人物で、他人との会話は助監督を介して行う。ランカの手渡しキャンペーンの際に偶然プロモディスクを受け取ったことがきっかけで、彼女を端役として映画に起用。サブヒロインのマオ役へと大抜擢する。女形時代のアルトのファンでもあったことから、ランカの出番増加を対価として彼に女役の出演を依頼するが、断られる。小説版では依頼した役はノーラ・ポリャンスキーとされている。 容姿のモデルは総監督の河森本人。
マクロス・ギャラクシーからの来訪者 [編集]
グレイス・オコナー
声 - 井上喜久子 シェリルのマネージャー。シェリルを巧くコントロールし的確に仕事をこなす。物腰柔らかで穏やかな女性だが、怒ると怖い。全身の体内は機械で構成されており、情報処理と通信能力に優れている上、驚異的な運動能力を備え、性別・体格・髪型などを変えることも可能。とある場所に他人と意識を共有する同一の身体を幾つも用意しており、使用中の身体が消失してもすぐさま別の身体を使えるため、単体へのダメージは全く影響とならない。 フロンティアに来てからは、マネージャー業の裏でブレラに命令を与えたり三島と密約を結ぶなどの不審な動きを見せる。 本作における事件のほぼ全ての黒幕で、バジュラを利用して銀河征服の野望を抱く。元々は第117大規模調査船団で、マオやランシェと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。調査船団の壊滅後はギャラクシー船団に渡り、インプラント・ネットワーク理論をもって中枢に入り込んだ。自身の野望のためスラム街で1人でごみ漁りをしながら生きていたシェリルを保護。インプラントを受けていない生身の人間へのV型感染症の影響を調べるために、シェリルにV型ウィルスを感染させた。また、フロンティア船団からバジュラが発するフォールド波を観測したことでフロンティア船団にバジュラを呼び込み、交戦状態に陥らせる。最終話でバジュラクイーンと融合し、銀河征服の野望を実現させるべく地球などにバジュラを送り込むが、バジュラが人類という存在を理解したことで失敗、最後はフロンティア船団とバジュラの前に敗北する。 小説版では、ラムジェットエンジンやグレネードを内蔵していることが描かれている[39]。また、ギャラクシー船団の旗艦であるメインランドに本体があると説明されている。
ブレラ・スターン
声 - 保志総一朗/少年時代の声 - 佐々木日菜子 バジュラに壊滅させられたギャラクシー軍の残存部隊、アンタレス小隊を率いるVFパイロット。2040年生まれの19歳。階級は少佐。搭乗機は赤紫のVF-27γ。コールサインは「アンタレス1」(登場初期はパープル1)。性格は冷徹で表情を崩さない。 ギャラクシーのサイバネティクス技術により身体の大部分をインプラント化(人工化)した機装強化兵(サイバーグラント)であり、生身の人間には操れないVF-27を易々と乗りこなす。個人の戦闘能力も極めて高く、体の各部にナイフなどの様々な武器を内蔵している。 フロンティア潜伏中に偶然ランカと出会い、同じ記憶を持つ彼女に強い興味を抱く。愛用のハーモニカで「アイモ」を奏でるなど、ランカとの関係性を伺わせており、後にランカの実の兄と判明する。アルトに対してはランカをめぐり頻繁に敵対的行動をとる。
第33海兵部隊 [編集]
ガリア4駐留のゼントラーディ部隊。地球人と共存しているゼントーラーディ部隊の中でも鼻つまみ者で、上級兵士テムジンを中心にシェリル慰問団を人質に叛乱を起こす。男性兵士のみの部隊だがクァドラン系バトルスーツが配備されている。
オゴタイ
声 - 稲田徹 第33海兵部隊の指揮官。階級は少佐。テムジン達の叛乱を穏便に解決することを望み、シェリル慰問団の派遣を要請する。
副長
声 - 麻生智久 オゴタイ付きの副長で、第33海兵部隊旗艦オケアノスの副艦長。名前は不明。テムジンの叛乱に対し、母艦の艦砲射撃による殲滅を強く進言する。
テムジン
声 - 金野潤 第33海兵部隊の上級兵士。好戦派で地球文化を拒み、武力により「マイクローン(地球人)」から銀河系の覇者の座を奪回しようとする。グレイスの手引きでシェリル慰問団を人質に部下達と叛乱を起こすが、ランカの乱入で部下達が戦意を喪失し失敗。自身もアルトに乗機を撃墜される。 小説版での乗機はネオ・グラージ[40]。アニメ版とは異なり、ガリア4で発生した大規模フォールド波に巻き込まれて仲間達と宇宙を漂流していた所を、フロンティア船団を離脱したマクロス・クォーターに拾われる。その後、船団に復帰したマクロス・クォーターと共に船団のバジュラ母星突入作戦を援護する]][41]。
その他 [編集]
あい君(愛KUN)
声 - 佐々木日菜子 アイランド1に迷い込んだバジュラの幼生体。美星学園を大騒動に陥れ、後にランカに匿われる。第21話にて脱皮し、第2形態へと変化する。
ランシェ・メイ(蘭雪 美)
声 - 坂本真綾 第117大規模調査船団で、グレイスと共にV型感染症とバジュラを研究していた研究者。ランカとブレラの母親。ランカを妊娠時にV型感染症に感染していた。グレイスとは、バジュラの調査・利用方法で意見が対立していた。
マオ・ノーム
第117大規模調査船団団長で、ランシェやグレイスと共にV型感染症とバジュラを研究していた科学者。作中では「Dr.マオ」という名で通っており、プロトカルチャー研究の第一人者とされる。 『マクロス ゼロ』に登場するマオ・ノームと同一人物で、シェリルの実の祖母。Blu-ray Disc版『マクロス ゼロ』では、シェリルが身に付けているイヤリングがノーム家に由来するものであることを示す描写が追加されている。
他メディアの登場人物 [編集] 漫画『マクロスF』 [編集]
エリエラ・ジフォン
青木ハヤトによる漫画版に登場するオリジナルキャラクター。小説版にも登場する。新統合軍のゼントラーディ女性 VFパイロット。階級は大尉。腕は確かだが、熱い性格が災いし何度か乗機を撃墜されている。
小説『マクロスフロンティア』 [編集]
エイジス・フォッカー
特務部隊VF-Xを率いる軍人。階級は大佐。オズマの統合軍時代の先輩に当たり、三島に関する内偵を進めるオズマらに協力する。
マンフレート
マクロス・ギャラクシー船団の電脳空間でグレイス・オコナーらと意識を共有する電子生命の一人。専用にフルチューンしたVF-22Sを駆り、ガリア4宙域でグレイスらの陰謀を探りにきたS.M.Sと交戦する。 かつてクリティカルパス・コーポレーションの社長マンフレート・ブランドであった時代には、第117大規模調査船団就航に関与していた。
キム・キャビロフ
マクロス13艦長。階級は中将。「バンローズ機関」からの情報を受けてバジュラに襲われるマクロス・シティの救援に現れる。
メカニック [編集] マクロス・フロンティア船団 [編集] S.M.S所属 [編集]
VF-25 メサイア
今回の主役となる可変戦闘機。()内の色は機体のカラーリングで、それぞれベース色/ラインの色をおおまかに表している。
* VF-25F - 前衛専門機でアルトが搭乗。前任者であるギリアムのものを引き継いでいる(白/赤と黒:劇場版マクロスでの一条輝機(VF-1A・1S)に準じている) * VF-25S - 指揮官専用機でオズマが搭乗(グレー/黄と黒:ライン色は超時空要塞マクロスでのロイ・フォッカー機(VF-1S)に準じている) * VF-25G - 長距離狙撃専用機でミシェルが搭乗(青/白:青のカラーリングは超時空要塞マクロスでのマックス機に準じている。これと対になるミリアの赤いクァドラン(劇場版マクロス)がクラン・クランに引き継がれている) * RVF-25 - 電子戦専用機でルカが搭乗(緑/濃緑)3機のゴースト(シモン・ヨハネ・ペテロ)を従えている。
VB-6 ケーニッヒモンスター
カナリアが搭乗。就役後既に30年以上が経過している古参機だが、その火力は依然として強力無比である。さらにPPBの搭載やエネルギー転換装甲のアップデートがなされた機体がS.M.Sスカル小隊に配備されている。「ランカ・アタック」の際にはランカを守る重要な任務を負う。
クァドラン・レア
本作ではピクシー小隊に配備され、隊長のクラン機が真紅、他の2機がグレーで塗装されている。元々このシリーズはゼントラーディの女性兵士(メルトランディ)用であったが、クァドラン・レアへバージョンアップ後は男性でも問題なく着用可能にするための改良が施され[42]、主に男性兵士で構成されるガリア4方面軍にも多数が配備されている。
デストロイド・シャイアンII
2足歩行式の陸戦用支援兵器デストロイドシリーズの1機種。移動砲台として、マクロス・クォーターを始めフロンティア船団にも多数が配備されている。
マクロス・クォーター
S.M.S旗艦を務める可変攻撃宇宙空母。「クォーター(4分の1)」の名の通り、その全長は従来マクロス級の4分の1の402mとアームド級宇宙空母並のサイズしかないが、大出力の反応炉エンジンとバスターキャノンよって通常艦船よりも高い機動力と火力を持つ。右舷(右腕)のガドリング式バスターキャノンは重量子反応砲モード(通称:マクロスキャノン)で従来のマクロス級と同等の威力を持つほか、ピンポイントバリアを集中させて巨大なサーベル状の武器にもなる。左舷(左腕)飛行甲板には戦闘機やデストロイドが最大80機搭載可能で、エネルギー転換装甲により強攻型(人型形態)ではシールドとして使用する他、ピンポイントバリアを先端に集中させてダイダロスアタックと同様の戦法が行なえる。なお、バスターキャノン発射の際にはそれを保持する左腕の甲板は背部にマウントされる。強攻型での運動性、格闘性能は従来型を遥かに凌ぎ、バトロイド並に人間的な動作が可能で、本格的な格闘戦のための兵器システムも備えている。更にトランスフォーメーション中の回避機動も可能で、変形中脚部のみを展開したガウォークのような中間形態も存在する。艦自体は5隻に分離が可能で、それぞれがフォールド航法・大気・水中でも運用が可能な高性能艦である[43]。
その他、小説版ではS.M.SにVF-19、VF-22といった従来の機種も配備されていることが語られている[44]。 新地球統合軍 [編集]
VF-171 ナイトメアプラス
新統合軍の主力可変戦闘機。フロンティア船団正規軍においても多数が配備・運用されている。劇中では、アルトやルカが正規軍配属時にVF-171EXに搭乗する(ルカ機はイージスパック仕様に3機のゴーストを従える)が、 ISCがないなど、VF-25との根本的な性能差は埋められず、不満を漏らすシーンがある。
AIF-7S ゴースト
シャロン・アップル事件で人工知能に操られたX-9の諸問題をクリアし制式化された新統合軍の主力無人戦闘機。有人機を遥かに凌ぐ高機動性能を誇るが、バジュラによるECM攻撃に無力化される。
バトル・フロンティア
アイランド1先端に接続されるバトル級ステルス攻撃空母、かつフロンティア船団統合軍の総旗艦。
グァンタナモ級宇宙空母
移民船団を護衛する新統合軍の宇宙空母。かつてのアームド級の発展型。
ウラガ級護衛宇宙空母
移民船団を護衛する新統合軍の宇宙空母。グァンダナモ級の上位艦。
ノーザンプトン級ステルスフリゲート
移民船団を護衛する新統合軍の宇宙フリゲート艦。
ステルスクルーザー宇宙巡洋艦
居住艦 [編集]
アイランド1
フロンティア船団の母艦である巨大都市型移民船。環境艦とともに閉鎖系バイオプラントを形成する第5世代型移民船。
環境艦
アイランド1後方に連結された居住艦。「アイランド2、3…」と呼ばれる。
マクロス・ギャラクシー船団 [編集]
VF-27 ルシファー
VF-25と同じくYF-24をベースとするサイバーグラント(サイボーグ)兵専用可変戦闘機。サイバーグラント化により肉体の限界を超えた機動力を発揮する。紫の機体にブレラ(パープル1、アンタレス1)が搭乗。他にグレイス機やその小隊機(グリーン系)が登場している。
AIF-9V ゴースト
バトル・ギャラクシーに艦載される無人戦闘機。劇中ではV9(ブイナイン)またはゴーストV9と呼ばれる。
メインランド
ギャラクシー船団の母艦である巨大都市型宇宙船。閉鎖系ケミカルプラントを採用した第4世代型移民船。
バトル・ギャラクシー
ギャラクシー船団護衛艦隊を指揮するバトル級ステルス攻撃空母。
デネブ級巡洋艦 カイトス ダルフィム
第 117次大規模調査船団 [編集]
2048年にバジュラの襲撃を受けて壊滅した調査船団。政府による公式発表では「フォールド断層に巻き込まれた遭難事故」と説明されている。ランカは本船団の数少ない生き残りの1人であり、新統合軍時代のオズマも護衛部隊として所属していた。なお、襲撃を受けたのはガリア4宙域であったが、アルト達が遭遇するまで調査船団の残滓は発見されていなかった。
SDFN-4 グローバル
船団旗艦で、第1世代型マクロス級調査移民船の4番艦。ガリア4未調査地域の湖畔に強攻型の状態で擱座していた。 同級は戦艦マクロス(SDF-1)を元に簡易居住区画を設けた調査移民船で、超長距離移民船団に先行する航路調査を目的に量産された[45]。また、艦内にはバジュラの標本など置かれており、バジュラに関する研究が行われていた。
その他のメカニック [編集]
EX-ギア(エクスギア)
次世代可変戦闘機用に開発された、操縦桿と射出シートを兼ねる新開発の耐Gスーツ。従来のパイロットスーツを大きく上回る耐G性能を誇る。EX- ギア対応のインターフェイスを持つ可変戦闘機なら、バトロイド/ガウォーク時に手足の動きをトレースしたり、IFF(生存・所属識別信号システム)を用いた遠隔操作が可能である。機能的には、強化外骨格タイプのパワードスーツと同義。背部の飛行ユニットは、搭乗時はコクピットシートと一体化しているが、緊急脱出時やパイロットの単独行動時には熱核タービンエンジンとウイングを展開し機能する。また、飛行ユニットを使ったホバリング走行も可能なほか、足裏のローラー型の走行装置で高速移動も可能。装着するとかなり重く、動力を作動させないと立って歩くだけでも一苦労する(このため懲罰としてEX-ギアの無動力歩きが使われる)。また、動力を作動させていても自在に扱うには相応の訓練が必須であり、素人がいきなり飛行ユニットやローラーを使うのはかなり危険である(劇中でシェリルが装着して大騒動を起こしている)。作中ではこのEX-ギアとそれに対応するコクピットを総称して、EX-ギアシステムと呼称されている。 小説版の設定では、従来機は操縦系統と同期しない簡易型のEX-ギアシステムを装備していたが、後にVF-171でも一部で改修が行われ、VF- 25やVF-27以外においてもEX-ギアシステム搭載機が確認できる。 美星学園のパイロット養成コースでは、基本的な規格が軍用の物と同じで装甲部分などを減らした民生仕様のEX-ギアによる飛行訓練教習が行われている。同規格なのでこの簡易型でもVF-25に接続は可能だが、新統合軍の運用規定で緊急脱出モードでなければ操縦は不可能である(放棄された機体の回収などの一時的な操縦は可能)。
オオサンショウウオ君
声 - 金野潤 ランカ愛用の携帯端末兼ペットロボット。緑色のサンショウウオのような形状。有機系素材や生体系素材が多用されており、柔軟に形状を変え生物のような挙動を見せる。ランカの子供の頃の記憶(夢)には、同じデザインのぬいぐるみが登場する。
デストロイドワーク
シャイアンIIを作業用に改造した非武装型デストロイド。バジュラの襲撃で破壊された建造物の除去作業や、オズマが倒したバジュラの回収作業の際、その姿が確認出来る。
VF-1 バルキリー
第一次星間大戦で史上初めて本格的に実戦投入された可変戦闘機。美星学園では、学園長の私物としてレストアされたA型(漫画版ではJ型)が同校のシンボルとして校舎屋上に飾られており、整備もされているため今でも飛ぶことが出来る。カラーリングはマクロス劇場版における一条機(スカル11)と同様の塗装で形状はハセガワ製プラモデルに準じている。 小説版では、パイロット養成コースでは実習用にデチューンされたVF-1Cが使用されている[46]。
VF-0 フェニックス
VF-1の先行試作機を実戦用に改装した機体。劇中では本機が実戦投入されたマヤン島事変を描いた映画「鳥の人」において使用されるはずだったが、実機が存在しなかったため、機影がよく似たVF-25を撮影後にCG加工することが語られている。
SDF-1 マクロス
最終話にて地球がバジュラの襲撃を受けた際、マクロス・シティのモニュメントとなった姿で登場する。
マクロス11
最終話にてバジュラの攻撃を受ける。過去のシリーズでは設定のみ登場している。
リレーポッド
フォールド断層による通信の遅延を短縮する通信中継装置。
バジュラ [編集]
各移民船団の行く手を阻む宇宙生物。地球人類の認識を超越した特異な生態・思考パターンを有する。 概要 [編集]
外部形態
成長段階の各齢、個体役割(カースト)によって様々である。
呼吸
おこなっていない模様である。彼らは基本的生存、運動、代謝に酸素を必要としない。また、0気圧、0G、超高温、超低温、その他人体に対してならば有害な各種宇宙線の飛び交う宇宙空間であっても生存に何ら支障がない。
食物
不明。フォールド鉱石を集める習性があるが、これを生存、成長、繁殖に必要な栄養源にしているわけではない模様。また、マクロスフロンティアの「アイランド3異星生物研究所」で10数年間保管されていた「死骸」は、じつは死んでおらず休眠状態であり、その間はずっと飲まず食わずであった。
内部構造
いわゆる「バジュラ(大)」の場合であるが、入手した「死骸」(厳密には活動停止個体)の「解剖」の結果、少なくとも船団を襲撃してきた個体には脳と呼べる部位がほとんど存在しないことが判明する。そして、それにもかかわらず、高度に社会化された集団連携行動と複雑な戦術を彼らがとっていることから、思考、判断をおこなう「母体」となる個体が別個に存在するのであろう、というのが当初の推定であった。実際、社会性昆虫の女王蜂や女王蟻に相当する特別な個体が巣を作り産卵、繁殖している。その上、随時進化し続ける能力を持ち、ある程度の戦闘経験を積むとそのデータが群全体にフィードバックされ、より強力な個体となって生まれてくる(一例として反応弾にすら耐えられる個体が誕生するに至るが、フィードバックされていない攻撃には脆いという側面を持つ)。新統合軍やS.M.Sの軍事識別コードでは「ビクター」と呼称され、一般にはその存在は隠匿されていた。バジュラと接触した人間にはV型感染症の恐れがあるとされ、感染が疑われる者は隔離され精密検査が行われる場合がある。このV型感染症ウイルスは、バジュラにとって、「自」と「他」を識別するのに使われ、アリの蟻酸の匂いと同じ働きをする。
系統発生学上の位置
動物界の既存の各門どこにも属さないが、定期的に「交配」をすることが劇中語られており、これは彼らが地球の動植物と同じく異形配偶子生殖をおこなっていることを意味する。バジュラは、プロトカルチャー時代以前から存在し彼らが恐れつつ憧れ遂には神格化し、姿を真似て「鳥の人」を作ったという「超時空生命体」であると劇中説明される。プロトカルチャーはバジュラと接触することで、フォールド素子を模倣したフォールド機関を開発、星間文明を発達させていった[47]。バジュラにとって頭部は思考する場所ではなく、腸(正確に言えば腸に寄生させたV型ウィルス)によって思考を行っている。したがって、頭部の破壊は致命傷にならない。
特異な個体概念
バジュラの個体概念は社会性膜翅目昆虫に非常に相似したもので、1頭の女王とその女王の産卵した全カースト個体のコロニー総体によって、遺伝子型上の1個体が形成される。物語の終盤に入った段階で、バジュラの「思考」は女王単体ではなく、群のネットワーク総体でおこなわれていること、またそれゆえに彼らは個というものを持つ人類を理解できなかった、ということが判明する。ただ、1つのバジュラコロニーの持つ知能水準がどの程度なのかは不明である。 彼らは、人類が自分達とあまりに違う生物であることから、フォールド波を発する仲間(ランカ)を人類より保護しようとした結果、第117調査船団壊滅へと繋がった。その行動が調査船団の生き残りであるグレイスに利用され、フォールド波に誘導されたバジュラとフロンティア船団の戦いへと発展。しかし最終話において、ランカとシェリルというフォールド波を発する別々の個体を認識したことで、人類が単体思考を行いコミュニケーションをとらなければ互いに分かり合えない生物であるということを理解し、人類への敵対行動を停止する。ただ、別の銀河には交配すべき別の個体(コロニー)が存在するため、「個」の概念が全く無いと断言するには語弊がある。また、すべてのバジュラは女王(クイーン)からの命令に基本的には逆らえないといわれており、この場合、女王にはコロニー総体とは別の個としての意志があることになる。
個体分類 [編集]
バジュラ(大)
赤い体色と6本脚が特徴の個体。人類の機動兵器との戦いにおいて中核をなす。節足動物のような外部形態であり、バトロイドより二回り近い大きな体躯とそれに違わぬ怪力を発揮する。VFシリーズのエネルギー転換装甲とほぼ同じ性質を持つ外骨格を備え、強力な妨害電波を発してゴーストやその他遠隔誘導兵器を無力化する。また、「ミサイル様の物体を常時体内で生産し続け」発射する他、フレアと同種の物体を体内生成して放出する。果ては単独でフォールド航行するなど、その能力は既知の生物としてのそれを大きく逸脱している。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。 中脚に機関砲のような火器を内蔵し、背中には戦艦をも撃沈可能なビームを撃つ大型の角状のものを備える。大気圏内では背中から細い4枚の翅を展開し飛行する。 第117調査船団の事件でオズマが「仕留め」、アイランド3異星生物研究所の大型ガラスケースでサンプル保管されていたのもこのタイプのバジュラである。
バジュラ(小)
白い体色と槍状に尖った頭部が特徴の個体。頭部先端にビーム砲とミサイルを内蔵し、尾の先端に格闘用の鋭い刃を持つ。大型1体に対し数体が随伴して行動する。大きさ自体はバトロイドより一回り程度小さい。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
初齢幼体
孵化直後の幼体。 ヤマネからひげと四肢を取り去り全身の体毛を黄緑色にして額に大きな顱頂眼を備わらせたような姿をしている。サイズは小型のネコ科動物程度。度重なるバジュラとの接触により、人類の知らない間にもフロンティア船団内に産卵されており、アイランド1に大量に出現したそれらが三齢幼体となり船団に大規模な被害をもたらす。
二齢幼体
黄緑色の体色や眼の配置が同じなため一見初齢と大差がないようにみえるが、体型がイルカのようになり、胸部両側面に翅芽(しが)が生じ、またそれ以外の全身から体毛が失われ皮膚が剥き出しとなる。体長は2m近い。 次の脱皮で変態が起こるが、脱皮は十脚類のような関節ごとではなく、昆虫の幼虫のように背面外皮が正中線に沿って裂けて開始され、また直立姿勢をとっておこなわれる。
三齢幼体
単なる脱皮だけではなく変態がおこなわれ、身体構造が全く異なったものに変わる。劇中では「第2形態」と呼ばれる。 全身が関節の節々で分割された硬質な外骨格で覆われ、両眼は突出し、2本の脚、1対の触覚、サソリのような細長い腹尾部を備える。体色は褐色。はさみのないカニ、あるいは眼の飛び出た二本脚のカブトエビのようであり、初齢 - 二齢のような容貌上の愛らしさは失われる。 頭胸部側面には昆虫のように透明で翅脈のある1対の羽根が収められており、これを展張することで飛翔する。無重力の宇宙空間航行でもこの羽根を使用する。体長は2 - 3m程度。 この齢までは個体役割(カースト)の区別がないが、成体のカーストがどのように決定されるのかは不明である。また、成体のような強固な甲殻はまだ持ち合わせておらず、対人用の火器でも対処可能ではあるが、それでも武装した軍人を簡単に殺せるほどの力を持つ。 第117調査船団で研究対象として捕獲されていたのがこの形態のバジュラ[48]。
ナイト(空母)級
潜水艦のような形状に下側と左右に伸びるフィン状の突起物を持つ戦艦クラスの個体。艦首が上下二叉に分かれて出現する口腔部のような部位から放つ要塞砲クラスの大出力エネルギー砲と無数の対空砲を備え、フォールド断層を直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。また、艦載機射出口に相当するバジュラ(小)を放出する器官を備えている。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つのかは不明。
ビショップ級
成体のカーストの一つ。ナイト級の指揮などをする要塞クラスの個体。ナイト級の数倍の大きさを誇る。内部には準女王と呼称される成長途中のバジュラクイーンがおり、ナイト級を複数引き連れての艦隊戦や挟撃等、高い指揮能力を有する。準女王が撃破されると指揮系統が乱れるため、ナイト級の陣形維持などが出来なくなる(戦闘行為自体は続行可能)。ナイト級同様、フォールド断層を直接通過可能な長距離フォールド航行能力を持つ。幼体の齢の一つなのか成体のカーストの一つなのかは不明。
準女王級
将来女王となる亜成体。ビショップ級内部で下位のバジュラの指揮を行っている巨大な個体。まだ成長途中のため準女王級となっているが、この段階でもすでに産卵できる。
バジュラクイーン
バジュラ本星に存在するバジュラの真の女王。バジュラネットワークにおける頂点で、すべてのバジュラはクイーンからの命令に基本的には逆らえない。なお、『マクロス ゼロ』に登場する「鳥の人」は、プロトカルチャーがクイーンの姿を模して作り出したものと設定されている。
関連用語 [編集]
V型感染症
バジュラと接触した人間が感染する症状。ただし血液、体液型感染なので、感染率は低い。感染初期ならば完治可能だが、末期まで症状が進むと細菌が脳内に根付き毒物を分泌、手の施しようがなくなり死亡する(この状態になると微弱だがフォールド波を発するようになる)。現時点では完全な治療法はないとされていた。劇中ではシェリルがこの例で、幼い頃感染していて発症を抑制する受容体ブロッカ薬を服用している。ただし嘔吐、発熱等の副作用があり感染症を根治することはできない。だが母体が感染者だった場合は例外で、胎児と細菌が共存しようとするために頭部ではなく腹部へと留まる。そのため何の病状も発症することなく、バジュラと同等のネットワーク能力を獲得するに至る。劇中ではランカがこの例にあたり、グレイス達からはリトルクイーンというコード名で呼称される。最終的に、ランカがネットワークを利用してシェリルの脳内の細菌を腹部へと移動させ、シェリルの病状も回復しランカと同じ能力を得る。
フォールドクォーツ
バジュラがフォールド鉱石を体内で精製することで作られる物質。これにより、バジュラはフォールド断層を越えタイムラグなしでネットワークを形成することができる。ノーム家に代々伝わるイヤリングに使われていた石もこのフォールドクォーツだったとされている。その利用価値は非常に大きく、次世代の通信やフォールド航行を可能にするとされて以前から統合政府内で最重要視されていた。その可能性に目を付けた者たちにより、これを用いた様々なものが開発されている。 小説版では『マクロス VF-X2』に登場する「超空間共振水晶体」に「フォールドクォーツ」とルビが振られている。プロトカルチャー研究の第一人者であるマオ・ノームが、ギャラクシー社の援助を得て長年の遺跡研究の末に辿り着いたものであり、十一次元レベルで時間と空間のエネルギーが湾曲した物質で、三次元では生成することができないとされる[49]。第117大規模調査船団が就航した背景にも、この物質の存在とそれを求める星間軍需企業クリティカルパス・コーポレーションCEO「マンフレート・ブランド」が絡んでおり、またクリティカルパス・コーポレーションはゼネラル・ギャラクシー社とも縁が深かったとされている[50]。
用語 [編集]
シリーズの共通用語については「マクロスシリーズの用語一覧」を参照 組織・団体 [編集]
S.M.S
フロンティアに駐留する民間軍事プロバイダー(Strategic Military Services)。アイランド1に接舷する宇宙戦闘空母マクロス・クォーターを母艦としている。フロンティア政府との契約に基づき、平時には船団予定航路の先行偵察や要人護衛、軍用装備品の評価試験、補給、兵站など正規軍(新統合軍)に対する支援任務を主任務としている。 大統領や軍需企業との密接な関係を背景に試作戦闘機を含む最新鋭兵器を供与されており、隊員の士気と練度の高さでも正規軍を凌ぐ精強な軍事組織である。しかし、民間企業の保持する戦力としてはあまりにも過大であり、第2話ではアルトもその疑問を口にしている(オズマは「資本主義ってやつさ。金の力は偉大ってことだ」とのみ答える)。第117次長距離移民船団遭難事件の情報を得たフロンティア政府はいずれ同船団もバジュラと接触する事態を想定し[51]、 S.M.Sもその対抗策のひとつ[52]であったと後に明かされている。また、S.M.Sは命令系統が新統合軍から独立した事実上の大統領直隷部隊であり、小説版では正規軍に対するカウンターウェイトだったとも説明されている。 戦闘要員の職位には階級呼称を用いる(「アルト准尉」、「オズマ少佐」など)。これらは正規軍を真似た単なる慣例などではなく徹底されたもので、格下の者が「上官」(上司)に対して階級を省いて呼ぶと非礼であるとして注意を受けるほどである[53]。 また、主契約者たる政府が戦争状態になった場合は命令拒否権・脱退の自由を喪失する(入隊契約特例B項)などの制約が課せられる。しかし、民間企業S.M.Sの被雇用者は軍人ではない(軍属であるかどうかは不明)ため、戦闘行動中に殉職した場合も事故死の扱いとなり、戦没者墓地への埋葬などの栄誉は与えられない。 S.M.Sの母体は同社オーナーのリチャード・ビルラーが経営する星間運輸会社で、元々はその護衛・警備を目的とした私兵集団であった。独立して民間軍事会社となった現在も、S.M.Sの公的社会的立場は「運輸会社」である[54]。第4話では店の承る団体名が「SMS運輸様」となっている。 研究者や学生など他の肩書きを持つ隊員も多いが、平時にはS.M.Sへの所属を秘密にする守秘義務が課されている。
スカル小隊 VF-25およびVB-6を運用する可変戦闘機部隊。隊長はオズマ・リー少佐。「スカル」マーキングが、従来シリーズの人の髑髏と骨ではなく牛の頭骨に剣と盾を配したものとなっている。 ピクシー小隊 クァドラン・レアを運用するゼントラーディ部隊。隊長はクラン・クラン大尉。 ブルー小隊・パープル小隊・バーミリオン小隊 小説版にて名前のみ登場。運用機種は不明。ただし、RVF-25と同様のフォールド同調式センサーを搭載したVF-22Sが各小隊に1機配備されている。
技術 [編集]
インプラント
一般的には体内に埋め込まれる器具の総称であるが、本作世界においては骨格や筋肉の人工物への置換(サイボーグ化)、脳移植デバイスによる個人データ認識技術や視聴覚データ運用技術なども含む。ギャラクシー船団では一般的な技術であるが、フロンティア船団では医療目的のものを除き、原則違法とされている。
機装強化兵(サイバーグラント)
インプラント技術の軍事的利用法の1つ。人体の骨格や筋肉、臓器を人工物に置換することで身体能力を強化した兵士のことを指す。さらに体内に武器を内蔵するなど、生身の人間にはそもそも存在しない機能を付与することも可能。ギャラクシー船団で開発されたVF-27のように、この兵士の搭乗を前提とした兵器も存在する。ただし、本人の意思とは関係なく身体機能を停止もしくは制限を加える機構が組み込まれているため、倫理上の問題がある。
ディメンション・イーター
L.A.I社がフォールド鉱石による物質転移を応用し開発したフォールド爆弾。爆破が広がる通常の爆弾とは違い、発生したフォールドエリア内に物質を飲み込むのが特徴。この技術を転用し、可変戦闘機に使用できるサイズまで弾頭を縮小化し、物理攻撃に対し耐性が極限にまで高くなったバジュラへの対抗策として開発されたのがMDE(マイクロ・ディメンション・イーター)弾である。ただし飲み込んだ物質が別な場所に移動するのか、フォールドエリア内に留まのるかは劇中では触れられていない。
惑星・地名 [編集]
フロンティア船団内の地名・施設については新マクロス級超長距離移民船団を参照。
ガリア4
銀河系中心に近いガリア星系の惑星。恒星ガリア1に対して公転と自転の周期が同期しているため昼夜が変化せず、呼吸可能な大気は存在するものの居住には向いていない。また周囲にフォールド断層が存在しており従来のフォールド技術では近隣宙域からでも到達に時間がかかる。ゼントラーディ第33海兵部隊が駐留している。グレイス・オコナーの策略で、フォールド爆弾「ディメンション・イーター」により惑星の半分が消滅、海兵部隊も壊滅する。
バジュラ本星
正式名称は不明。自然豊かな惑星で、月によく似た衛星を伴う。バジュラクイーンを初めとする多数のバジュラが生息し、惑星表面には「グレートネスト」と呼ばれる渦状の構造体と、それを取り囲むようにフォールド鉱石に反応する植物により形作られたオービタルリング状の大規模構造体が存在する。最終回でマクロス・フロンティア船団が降下する。
生物 [編集]
カバ牛
アイランド3で家畜として飼育されている、カバとウシをあわせたような動物。
ヒュドラ
惑星エデン原産の動物。外観は食肉目に近く、背中に翼を持つ。比較的おとなしい性向で、マクロス・フロンティア船団の生態系艦にて放牧されていたが、船団とバジュラとの接触以降V型感染症による凶暴化が多発、全て処分される。
スタッフ [編集]
* 原作 - 河森正治、スタジオぬえ * 総監督・ストーリー構成・バルキリーデザイン - 河森正治 * 監督 - 菊地康仁 * シリーズ構成 - 吉野弘幸 * キャラクターデザイン - 江端里沙、高橋裕一 * メカニックデザイン - 石垣純哉、高倉武史 * メカニカルアート - 天神英貴 * コンセプチュアルデザイン - 宮武一貴 * モーショングラフィックス - 笹倉逸郎、HIBIKI * 美術監督 - 吉原俊一郎 * 美術設定 - 塩澤良憲、平澤晃弘 * 色彩設計 - 中山久美子 * 色彩設計補佐 - 竹澤聡 * 特殊効果 - 安部貴俊 * 撮影監督 - 高橋なおみ * 音楽 - 菅野よう子 * 音響監督 - 三間雅文 * 音響効果 - 倉橋静男 * ナレーション - 大川透 * タイトルロゴ - 鎌田誠 * プロデューサー - 、諸冨洋史、丸山博雄、平井伸一、長谷部大樹 * アニメーションプロデューサー - 葛西励 * アニメーション制作 - サテライト * 製作 - ビックウエスト、バンダイビジュアル(「マクロスF製作委員会」名義)、毎日放送
使用曲 [編集] オープニングテーマ [編集]
『トライアングラー』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾
『星間飛行』
作詞 - 松本隆[55] / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『ライオン』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - May'n、中島愛
エンディングテーマ [編集]
『愛・おぼえていますか -デカルチャーエディションsize-』
作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『アイモ』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『ダイアモンド クレバス』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『アイモ~鳥のひと』
作詞 - Gabriela Robin、坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『ねこ日記』
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『ダイアモンド クレバス50/50』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
『ノーザンクロス』
作詞 - 岩里祐穂、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『真空のダイアモンドクレバス』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『蒼のエーテル』
作詞 - 坂本真綾 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『トライアングラー (fight on stage)』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
挿入歌 [編集]
『射手座☆午後九時 Don't be late』
作詞 - 佐藤大、hal、マイクスギヤマ / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『What 'bout my star?』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『超時空飯店 娘々』
作詞 - 吉野弘幸 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『突撃ラブハート』
作詞 - K.INOJO / 作曲・編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
『ダイアモンド クレバス~展望公園にて』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
『SMS小隊の歌~あの娘はエイリアン』
作詞 - 黒河影次 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - SMSのみなさん
『私の彼はパイロット - MISS MACROSS 2059』
作詞 - 阿佐茜 / 作曲 - 羽田健太郎 / 編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『宇宙兄弟船』
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 徳川喜一郎
『What 'bout my star?@Formo』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
『インフィニティ』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n 使用話数 - 第7話
『ニンジーン Loves you yeah!』
作詞 - 一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『母と子ランカのアイモ』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、坂本真綾(蘭雪)
『Welcome To My FanClub's Night!』
作詞 - hal / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『インフィニティ #7』
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛、シェリル・ノーム starring May'n
『アイモ O.C.』
作詞 - Gabriela Robin、坂本真綾 / 作曲・編曲 - 保刈久明、菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『MY SOUL FOR YOU』
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 河内淳貴 / 歌 - FIRE BOMBER
『TRY AGAIN』
作詞 - K.INOJO / 作曲 - 福山芳樹 / 編曲 - 田中裕千 / 歌 - FIRE BOMBER
『シェリルのアイモ』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『アナタノオト』
作詞 - 真名杏樹 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『ボビーのニンジン等。』
作詞 - 吉野弘幸、一倉宏 / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ボビー・マルゴ=三宅健太
『妖精』
作詞 - 真名杏樹、Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n
『ブレラと子ランカのアイモ』
作詞 - Gabriela Robin / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『愛・おぼえていますか~bless the little queen』
作詞 - 安井かずみ / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 - 菅野よう子 / 歌 - ランカ・リー=中島愛
『アイモ~こいのうた~』
作詞 - / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - 坂本真綾(蘭雪)
『娘々(ニャンニャン)サービスメドレー』
作詞 - Gabriela Robin、岩里祐穂、阿佐茜、hal、松本隆、安井かずみ / 作曲・編曲 - 菅野よう子 / 歌 - シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー=中島愛、坂本真綾(蘭雪) 『ライオン→インフィニティ→私の彼はパイロット→ダイアモンド クレバス→星間飛行→What 'bout my star?→ライオン→愛・おぼえていますか→ライオン(コーラスに愛・おぼえてますか)→アイモ~こいのうた~』で編成されたメドレー
使用歌表 [編集]
* 第1話はバージョンごとに使用曲が異なるため、「01TV」(テレビ放送版)、「01DE」(デカルチャーエディション)、「01YD」(ヤック・デカルチャー・エディション)に分けて表記する。 * 基本的なエンディングテーマは『ダイアモンド クレバス』と『ノーザンクロス』の2曲。オープニングテーマ3曲に対してエンディングテーマが11曲と多くなった理由として、監督の菊地康仁などが総監督の河森正治から「絵コンテを切ったけど20分の尺で足りないからその曲のままエンディングに雪崩込むから」と要求があったからと答えている[56]。表中では歌唱シーンから直接エンディングテーマにつながる場合、挿入歌に(ED)と付記する。
話数 オープニング エンディング 挿入歌 アイキャッチ 01TV トライアングラー アイモ 超時空飯店 娘々 / 射手座☆午後九時Don't be late / What'bout my star? 超時空飯店 娘々 01DE なし 愛・おぼえていますか
放送局 [編集]
放送局は前々番組『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』のTBS系列10局と同一だが、過去に放映されたマクロスシリーズ(いずれも全日帯全国ネット)と比べるとローカルセールス枠のために激減している。しかし、放送から1年を経た2009年10月より、MBSを除く初期放送局以外のTBS系列[57]およびTOKYO MXでの放送が行なわれる。 初期放送局 [編集] 放送対象地域 放送局 放送期間 放送日時 備考 近畿広域圏 毎日放送(MBS) 2008年4月 3日 - 9月25日 木曜 25時25分 - 25時55分 制作局 中京広域圏 中部日本放送(CBC) 木曜 26時30分 - 27時00分 関東広域圏 東京放送(TBS) 2008年4月 4日 - 9月26日 金曜 25時55分 - 26時25分 宮城県 東北放送(TBC) 金曜 26時15分 - 26時45分 静岡県 静岡放送(SBS) 広島県 中国放送(RCC) 2008年4月5日 - 9 月27日 土曜 26時40分 - 27時10分 熊本県 熊本放送(RKK) 2008年4月6日 - 9 月28日 日曜 25時50分 - 26時20分 北海道 北海道放送(HBC) 2008年4月 7日 - 9月29日 月曜 26時25分 - 26時55分 岡山県・香川県 山陽放送(RSK) 福岡県 RKB毎日放送(RKB) 月曜 26時30分 - 27時00分 日本全域 GyaO 2008年4月18日 - 9 月30日 毎週金曜 12時00分更新 ネット配信 アニマックス 2008年5月7日 - 10月22日 水曜 22時00分 - 22時30分 リピート放送あり 『LEVEL22』枠 毎日放送 木曜25:25枠 前番組 番組名 次番組 灼眼のシャナII (Second) (MBS・TBS・CBCのみネット)
マクロスF
黒執事 (第1期) 追加放送局 [編集]
初期放送局放送終了後以降の放送局。 放送対象地域 放送局 放送期間 放送日時 備考 日本全域 BS11 2009 年4月4日 - 9 月19日 土曜 23時30分 - 24時00分 『ANIME+』枠 大分県 大分放送(OBS) 2009年10 月1日 - 木曜 25時29分 - 25時59分 愛媛県 あいテレビ(ITV) 木曜 25時30分 - 26時00分 富山県 チューリップテレビ(TUT) 木曜 25時35分 - 26時05分 山口県 テレビ山口(tys) 木曜 25時50分 - 26時20分 長野県 信越放送(SBC) 2009年10 月3日 - 土曜 25時45分 - 26時15分 宮崎県 宮崎放送(MRT) 土曜 26時09分 - 26時37分 福島県 テレビユー福島(TUF) 土曜 26時43分 - 27時13分 長崎県 長崎放送(NBC) 2009年10 月5日 - 月曜 24時55分 - 25時25分 石川県 北陸放送(MRO) 月曜 25時15分 - 25時45分 鳥取県・島根県 山陰放送(BSS) 月曜 25時30分 - 26時00分 岩手県 IBC岩手放送(IBC) 2009年10 月6日 - 火曜 24時59分 - 25時29分 新潟県 新潟放送(BSN) 火曜 25時24分 - 25時54分 東京都 TOKYO MX 2009年10 月9日 - 金曜 24時00分 - 24時30分 独立UHF局 マルチ編成のため16:9SDで放送 青森県 青森テレビ(ATV) 2009年10月11日 - 日曜 24時50分 - 25時20分 山形県 テレビユー山形(TUY) 2009年10月13日 - 火曜 24時59分 - 25時29分 高知県 テレビ高知(KUTV) 2009年10月14日 - 水曜 26時28分 - 26時57分 山梨県 テレビ山梨(UTY) 2009年10月15日 - 木曜 26時00分 - 26時30分
MBSでは『アニメシャワー』第2部枠にて再放送を実施。 受賞 [編集]
* 第13回アニメーション神戸 - ラジオ関西賞・AM神戸賞(主題歌賞) 『トライアングラー』(坂本真綾) * 2009 東京アニメアワード - テレビ部門優秀作品賞、音楽賞(菅野よう子) * 第40回星雲賞 - メディア部門 * このアニメがすごい!大賞 2009年度 - 第1位
関連番組・配信 [編集] 特別番組 [編集] 祝 25周年!あのマクロスが帰ってくるぞSP!! [編集]
2007 年12月に TBSとMBSで放送。番組前半は宮迫博之、千原ジュニア、有野晋哉、大沢あかねら出演者に河森総監督を交えてのトーク。『マクロスF』の本放送開始に先駆け、『超時空要塞マクロス』や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のダイジェスト映像を交えながら「マクロスシリーズ」25周年の軌跡を振り返る。制作局であるMBSではTBS放送分より10分拡大したものが放送された[1]。
後半は第1話スペシャル編集版(デカルチャーエディション)の先行放送。後の本放送版では削除されたり変更された箇所を多数含む言わば試写バージョンで、マクロスシリーズ25周年目の2007年内に間に合うよう、本放送より3か月以上前に公開された[58]。本番組終了後、インターネット動画配信サービス(バンダイチャンネル、gyao、Yahoo!動画)でも期間限定で無料配信され、DVD・Blu- ray Disc第1巻にも収録されている。
MBSでは放送終了後に続けて『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』が放送された。 放送地域 放送局 放送日 放送時間 関東広域圏 TBS 2007 年12月23日 26時50分 - 27時50分 近畿広域圏 MBS 2007年12月28日 25時15分 - 26時25分 Webアニメ [編集] マックロッスfufonfia [編集]
『マックロッスfufonfia(フフォンフィア)』は、マクロスF公式サイトで配信されたFlashアニメ。制作は映像会社アイウォズ・ア・バレリーナ[59]。登場人物は3頭身キャラクターにデフォルメされ、字幕で台詞を表現。役柄はすべて変更され、「ゲームソフト制作会社S.M.S」での日常をコミカルに描写する。全20話配信後は、プロモーションムービーと最終話のみ無料視聴可能[60]。本作のデフォルメキャラクターはNEXCO東日本のETC安全走行タイアップキャンペーンでも使用された[61]。 ラジオ [編集] ラジオ放送 [編集]
文化放送、MBSラジオにて放送。インターネットラジオ音泉(終了)、『マクロスF』公式サイトにて配信も行われている。
* RADIO MACROSS (2008年1月4日 - 2008年3月28日) * マクロスF○※△ (2008年4月4日 - 2008年9月26日) * マクロスF○×△ (2008年10月3日 - 2009年3月27日) * マクロスF○☆△ (2009年4月3日 - 2009年9月25日) * マクロスF○♪△ (2009年10月2日 - 放送中)
関連ラジオ番組については「マクロスF (ラジオ)」を参照 携帯配信ラジオ [編集]
マクロスF~ウラ・URAデカルチャー~
モバイルアニメイト、声優アニメイト+hm3、アニメイト ON AIR!にて毎週火曜更新(有料配信)。出演者は小西克幸(オズマ・リー役)、杉田智和(レオン三島役)。
劇場版マクロスF [編集]
詳細は「劇場版 マクロスF」を参照
劇場版は前編・後編の2部作となる予定。前編の『劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』は2009年11月21日よりロードショー公開されている。 その他関連メディア [編集] CD [編集]
Flying DOG[62]より発売。作曲・編曲は菅野よう子、プロデューサーは佐々木史朗。佐々木は『マクロス プラス』の作曲家に菅野を推薦するなどマクロスシリーズの音楽面をプロデュースしており、今回は企画時より演出プランにも関わっている。 シングル [編集]
* 『トライアングラー』 (2008年4月23日発売) * 『ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時 Don't be late』 (2008年5月8日発売) * 『星間飛行』 (2008年6月25日発売) * 『ライオン』 (2008年8月20日発売) * 『ランカとボビーのSMS小隊の歌 など。』 (2008年12月24日発売) * 『シェリルの宇宙兄弟船 など。』 (2008年12月24日発売) * 『Pink Monsoon』 (2009年10月21日発売) * 『ユニバーサル・バニー』 (2009年11月25日発売) * 『CMランカ』(2009年12月16日発売)
サウンドトラック / ボーカルコレクション [編集]
* 『マクロスF(フロンティア)O.S.T.1 娘フロ。』 (2008年6月4日発売) * 『マクロスF(フロンティア)O.S.T.2 娘トラ☆』 (2008年10月8日発売) * 『マクロスF(フロンティア)VOCAL COLLECTION 娘たま♀』 (2008年12月3日発売)
ドラマCD [編集]
娘(ニャン)ドラ
それぞれ番外編エピソード3話、マクロスF登場人物による歴代マクロスソングのデュエットカバー1曲を収録。
1. 『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ1』 (2009年4月8日発売) 2. 『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ2』 (2009年5月6日発売) 3. 『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ3』 (2009年6月3日発売) 4. 『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ4』 (2009年7月8日発売)
DVD・Blu-ray Disc [編集]
バンダイビジュアルより全9巻発売。HDマスター。第1巻は第1話「クロース・エンカウンター」のTV放送版、「デカルチャー・エディション」(年末特番27分)、「ヤックデカルチャー・エディション」(完全版32分)の3バージョンを、第2巻以降は各3話を収録。第9巻の第25話「アナタノオト」は追加映像を加えた全長版[63]。全巻オーディオコメンタリーとして関係者複数名による作品の裏話の音声特典付き。
1. 2008年7月25日発売 * 収録話 第1話クロース・エンカウンター(デカルチャー・エディション版・ヤックデカルチャー・エディション版) * オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、中島愛、河森正治 2. 2008年9月26日発売 * 収録話 第2話ハード・チェイス、第3話オン・ユア・マークス、第4話ミス・マクロス * オーディオコメンタリー出演者 小西克幸、中島愛、吉野弘幸 3. 2008年10月24日発売 * 収録話 第5話スター・デイト、第6話バイバイ・シェリル、第7話ファースト・アタック * オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、神谷浩史、福山潤 4. 2008年11月21日発売 * 収録話 第8話ハイスクール・クイーン、第9話フレンドリー・ファイア、第10話レジェンド・オブ・ゼロ * オーディオコメンタリー出演者 遠藤綾、中島愛、河森正治 5. 2008年12月19日発売 * 収録話 第11話ミッシング・バースデー、第12話ファステスト・デリバリー、第13話メモリー・オブ・グローバル * オーディオコメンタリー出演者 中島愛、河森正治、菊地康仁 6. 2009年1月23日発売 * 収録話 第14話マザーズ・ララバイ、第15話ロスト・ピース、第16話ランカ・アタック * オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、遠藤綾、保志総一朗、吉野弘幸 7. 2009年2月20日発売 * 収録話 第17話グッバイ・シスター、第18話フォールド・フェーム、第19話トライアングラー * オーディオコメンタリー出演者 遠藤綾、井上喜久子、菊地康仁、吉野弘幸 8. 2009年3月27日発売 * 収録話 第20話ダイヤモンド・クレパス、第21話蒼のエーテル、第22話ノーザン・クロス * オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、神谷浩史、豊口めぐみ 9. 2009年4月24日発売 * 収録話 第23話トゥルー・ビギン、第24話ラスト・フロンティア、第25話アナタノオト(全長版) * オーディオコメンタリー出演者 中村悠一、遠藤綾、中島愛、河森正治
漫画 [編集]
マクロスF
青木ハヤト著。『月刊少年エース』2008年2月号より2010年1月号まで連載、カドカワコミックス・エース全5巻。
1. 2008年4月26日発行 ISBN 978-4-04-715066-9 2. 2008年8月26日発行 ISBN 978-4-04-715107-9 3. 2009年2月26日発行 ISBN 978-4-04-715189-5 4. 2009年10月25日発行 ISBN 978-4-04-715307-3 5. 2009年11月26日発行 ISBN 978-4-04-715324-0
マクロスF 超次空歌巫女ランカ
黒岩よしひろ作の外伝漫画。『月刊コンプエース』2008年4月号より7月号まで短期連載。
マクロスF 抱きしめて、銀河の果てまで。
水島空彦著。『月刊コンプエース』2008年9月号より2009年4月号まで連載、カドカワコミックス・エース全1巻。教師とて赴任してきたクランを交えて。美星学園での学生生活を中心に描く。
* 2009年2月26日発売 ISBN 978-4-04-715191-8
その他角川書店発行の漫画誌『マクロスエース』に関連作品が掲載。 小説 [編集]
マクロスフロンティア
小太刀右京著、角川スニーカー文庫より全4巻発行。河森総監督監修のもと、裏設定や人物描写、過去シリーズとの接点など映像では語られなかった内容を肉付けしている。アニメ本編と異なる部分もあるが、著者は「関が原の合戦を扱った話で徳川家康の描写が違ったり同じだったりするように、TVアニメと小説もそのような関係になっております。そのつもりで読んでいただければ幸いです」と述べている[64](マクロスシリーズを参照)。
1. 『クロース・エンカウンター』 2008年7月1日発行 ISBN 978-4-04-473801-3 2. 『ブレイク・ダウン』 2008年10月1日発行 ISBN 978-4-04-473802-0 3. 『アナタノオト』 2009年1月1日発行 ISBN 978-4-04-473803-7 4. 『トライアングラー』 2009年3月1日発行 ISBN 978-4-04-473804-4
ムック [編集]
* マクロスF(フロンティア)OFFICIAL FILE 学習研究社 1. 2008年9月19日発行 ISBN 978-4-05-605268-8 2. 2008年11月7日発行 ISBN 978-4-05-605269-5 * マクロスF 2059:MEMORIES 角川書店 2008年10月25日発行 ISBN 978-4-04-854250-0 * マクロスF(フロンティア) PASH!ANIMATION 主婦と生活社 2009年1月9日発行 ISBN 978-4-391-62781-7 * マクロスF(フロンティア)OFFICIAL FAN BOOK 学習研究社 2009年1月30日発行 ISBN 978-4-05-605357-9
ゲーム [編集]
アートディンク開発、バンダイナムコゲームス発売。タイトルに「フロンティア」とついているが、『マクロスF』のみのゲームではなく、『超時空要塞マクロス』から『マクロスF』まで「マクロスシリーズ」を総合的に扱っている。
『マクロスエースフロンティア』 2008年10月9日発売
『マクロスF』についてはTVアニメとほぼ同時進行で製作された関係から「クロース・エンカウンター」から物語中盤の「マザーズ・ララバイ」までの収録に止まっている。
『マクロスアルティメットフロンティア』 2009年10月1日発売
『マクロスF』も第1話「クロース・エンカウンター」から最終話「アナタノオト」まで収録される。それに伴い前作では登場しなかったキャラクターやメカニックも登場。
『マクロスアルティメットフロンティア 超時空娘々パック』 2009年10月1日発売
上記アルティメットFの特別限定版。ゲーム本編ディスクの他に『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』特報映像やマクロスシリーズのノンテロップオープニング、エンディング集、河森正治、天神英貴インタビューなどの特典映像を130分収録した映像ディスクが同梱されている。
脚注 [編集]
1. ^ a b ファミ通.com (2007-12-11). "マクロス最新作『マクロスF(フロンティア)』が放映決定!". 2008年1月13日 閲覧。 2. ^ 『マクロスF 2059:MEMORIES』 角川書店 2008年 p92 3. ^ a b 『ニュータイプ』 2007年7月号 角川書店 p92 4. ^ 『アニメージュ』 2008年6月号 徳間書店 p60 5. ^ 『グレートメカニック DX.4』 双葉社 2008年 p97 6. ^ animate.tv (2007-08-17). "『マクロス』、新歌姫に高校3年生の中島愛". 2008年1月13日 閲覧。 7. ^ ORICON STYLE (2008-06-10). "『マクロス』が『エヴァ』以来11年ぶりの快挙!". 2008年7月10日 閲覧。 8. ^ ORICON STYLE (2008-10-14). "アニメ『マクロスF』、サントラ初動10万枚突破は『エヴァ』以来11年ぶり". 2008年10月14日 閲覧。 9. ^ 電撃オンライン (2008-11-12). "「マクロスF」ブドーカン☆ライブのレポが到着!! 歌姫2人のライブ後コメントも!". 2009年5月26日 閲覧。 10. ^ 『オトナアニメ vol.8』 洋泉社 2008年 p108 11. ^ 『マクロス・クロニクル No.20』p29 ウィーヴ 2009年 12. ^ ORICON STYLE (2008-12-19). "オリコン年間映像ランキング 人気ドラマ『ROOKIES』が2部門制覇". 2009年5月26日 閲覧。 13. ^ 最終話、『マクロスアルティメットフロンティア』での表記はRANKA REE。 14. ^ RANKA マクロスF ランカ・リーオフィシャルブック ISBN 978-4-7783-1196-4 15. ^ DVD/Blu-ray Disc『マクロスF 1』ライナーノート 16. ^ 『マクロスF(フロンティア) PASH!ANIMATION』主婦と生活社 p88 17. ^ 作中の描写では生死不明ともとれるが、河森総監督は「少なくとも、TVシリーズでは死んでいますね。」と答えている。ただし、史実を基にした映像という設定から、別メディアでは違った結果になっている可能性もありうると示唆している『オトナアニメ』vol.10 洋泉社 2008年 p47/『マクロスF 2059 メモリーズ』 角川書店 2008年 p93) 18. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.308 19. ^ 小説版では明確に同性愛的好意とそれを自制している様子が描かれている。 20. ^ 「キャラクターシート オズマ・リー」『マクロス・クロニクル No.19』ウィーヴ 2009年 21. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.43 22. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』p.53 23. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.203-204 24. ^ ドラマCD『娘(ニャン)ドラ◎ ドラ1』第3話 25. ^ 小説版設定では統合軍時代からの上司と部下。 26. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.35 27. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.219-220 28. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.221 29. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.171 30. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』p.51 31. ^ 『マクロスF PASH! ANIMATION FILE02』主婦と生活社、p24。 32. ^ 第21話におけるブリッジでの本人の台詞より。 33. ^ 小説版では、正・副大統領を殺害すると共に上院・下院・最高裁判所を武力制圧するクーデターを成功させる。 34. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.134 35. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』p.73-77 36. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.296 37. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.32-34 38. ^ ボーカルコレクション『娘たま♀』ライナーノート解説より。声の主は菅野よう子の楽曲のシンセサイザー・マニピュレーターを担当する坂元俊介。 39. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』p.127-128 40. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2』p.259 41. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.4』p.236 42. ^ DVD/Blu-ray Disc『マクロスF 5』オーディオコメンタリー 43. ^ 『グレートメカニックDX7』マクロスクォーター解説文より 44. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』p.174 45. ^ 『マクロス・クロニクルNo.01』ウィーヴ 2008年 46. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.1』p.96 47. ^ 『オトナアニメ Vol.10』p.44での河森総監督インタビューで、プロトカルチャーはたまたまバジュラの死骸を手に入れて進化した文明と説明された。 48. ^ 劇中描写 49. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.49 50. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.3』p.209 51. ^ このため第1話のバジュラ初襲来時に発令されたコード「ビクター3」(バジュラ接近警報)発令を受けてオズマは「ついに来たぞ」、ワイルダー艦長は「残念ながらこれは演習ではない」と発言する。 52. ^ 『マクロス・クロニクル No.16』ウィーヴ 53. ^ 『マクロスF』第4話、アルトとミハエルのやりとり。 54. ^ バンダイ「1/72 VF-25Sメサイアバルキリー」付属解説書 55. ^ 松本は『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌『愛・おぼえていますか』を自分の手で作詞したかったと語るが(風待茶房 季節の松本)、別の形でマクロスシリーズの楽曲に携わることになった。 56. ^ 『マクロスF オフィシャルファイル2』河森正治・菊地康仁・吉野弘幸インタビューより 57. ^ 南日本放送(MBC)および琉球放送(RBC)を除く。2009年9月18日現在。これによりJNN系列局では合計26局ネットとなり、2006年制作の『コードギアス 反逆のルルーシュ(第1期)』と同じ局数となる。 58. ^ 『BEATマガジン』 2008年8月号 バンダイビジュアル p4 59. ^ I was a ballerina.,co.ltd. 60. ^ マックロッスfufonfia(マクロスF公式サイト内) 61. ^ ドラぷら (2008-08-15). "人気アニメ『マクロスF』とのETC安全走行タイアップキャンペーンを実施します!". 2009年5月26日 閲覧。 62. ^ 2009年1月1日にJVCエンタテインメントより商号変更 63. ^ 歌中心の進行上、テレビ放送版では尺に収めるためカットした映像2分弱を追加している。 64. ^ 小太刀右京 『マクロスフロンティア Vol.4 トライアングラー』 2009年 角川書店 p293
関連項目 [編集]
* TBS系アニメ * 深夜アニメ一覧 * 毎日放送木曜深夜アニメ枠
外部リンク [編集]
* マクロスF 映画版公式サイト * マクロスF TV版公式サイト * マクロスF公式サイト (MBS) * 超銀河ファンクラブ F魂 * マクロスシリーズ公式サイト * シェリル・ノーム オフィシャルブログ (2008年12月4日以降更新停止) * ランカ・リー オフィシャルブログ (2009年11月19日以降更新停止) * presepe 河森正治総監督インタビュー 1 - 2 - 3 (注:作品の核心部分に関する内容を含む)
星雲賞メディア部門 第39回 2008年度 『電脳コイル』 磯光雄監督 電脳コイル製作委員会
第40回 2009年度 『マクロスF』 河森正治総監督 菊池康仁監督
第41回 2010年度