米Googleは19日(現地時間)、香港で韓国サムスン電子と共にAndroid(アンドロイド)の次期最新バージョン、4.0(開発コード「Ice Cream Sandwich」)を発表した。現時点でAndroid 4.0が搭載されることが確定している端末は11月にリリース予定のスマートフォン「GALAXY NEXUS」のみ。
もちろん、Googleブランドのスマートフォンである「Nexus S」など、一部の端末におけるアップデートの提供は計画されている。
また、サムスン電子も「GALAXY S」や「GALAXY SⅡ」など一部の端末に対するアップデートの提供を予定している、とされている。当然アップデートの話は、台湾HTCや米Motorolaなども同様に検討を進めているものと考えられる。
そして国内でも人気の高い「Xperia」シリーズを手掛ける英ソニー・エリクソンの動向も見えてきた。
同社のオランダ支社はFacebook上の公式ページにおいて、Xperiaシリーズの2011年モデルに対してAndroid 4.0へのアップデートの提供を計画しているとコメントした。米ガジェットニュースメディアEngadgetが伝えた。あわせてEngadgetは、同社に対する問い合わせを行い、同様のコメントを入手したと報じている。
やはり同社は2011年モデルのXperiaシリーズ・スマートフォンに対して新バージョンへのアップデートを計画している、という。ただし、公式なアナウンスはソニー・エリクソンの公式ブログにおいて行われる予定。現時点でのコメントはあくまでも参考程度にとどめておく部類のもの。
Androidの普及が進み始めてから1年以上が経過し、OSのアップデートに関する端末メーカー各社の取り組みの傾向も見えてきている。おそらく、Android市場における有力メーカーは、できるだけアップデートの提供準備をするはずだ。
一方の国内メーカーに関しては現時点では不透明だが、少なくともシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE 104SH」(ソフトバンクモバイル向け)はAndroid 4.0を搭載して発売される見込みだ。他メーカーも来春以降にリリースするモデルではAndroid 4.0の採用事例が増えてきそうだ。
【情報元、参考リンク】
Sony Ericsson bringing Ice Cream Sandwich to Xperia handsets?